軍隊式社員教育のメリットとデメリット

多くの人に共通の教育を行いやすい

日本では、4月に新卒の新入社員が入社する慣習があります。大手企業になるとかなりの人数の新入社員がいて、その後にはその新入社員の教育があります。各社は即戦力になるべく教育を施しますが、中々それぞれの社員の個性に応じた教育は難しいかもしれません。そこで行われる教育として軍隊式社員教育があります。軍隊では、組織が一つの方向に向く必要があるため、少し厳しめの教育を行います。これによって、多くの人に一定の思想を植え付けられます。それぞれの会社には社訓などがあるでしょうが、それに基づいた教育を一気に行えるメリットがあります。厳しい教育に関しては問題点も指摘されていますが、形を変えながらも行っている企業は多いとされます。

個々の人が持つ個性が生かせない可能性

会社や組織であり、そこに所属する社員は組織の一員として働きます。古くから軍隊式社員教育によって社員教育を行う会社は多く、それによってより社員の一体感を高めてきました。多くの人を一つの方向に向かせる利点はあるものの、その反面で個性をうまく活かしきれない可能性があります。新入社員はいろいろな大学で色々な内容を学び、それぞれで得意分野などを持っているでしょう。本来ならそれらの得意分野を活かす教育をし、適材適所に配属して社員のやる気を引き出す必要があります。軍隊式社員教育では、なかなか個性を伸ばす部分は期待できません。会社によっては新入社員教育のみ軍隊式で行い、それ以降は個別の個性に合った教育にしているところもあります。